デジハリ動画教材(Any)ってどうなん?全部終わらせたのでレビュー書く。

デジタルハリウッドSTUDIO by LIG(Webデザイナー専攻)の動画教材を無事にすべて終わらせることができました。

ということで今回は

  • 動画教材の素直な感想
  • メリット&デメリット
  • 受講前に知っておきたいポイント

などをガッツリまとめておきたいと思います。

一言で感想をまとめると

可もなく不可もなし

でした。

デジハリの魅力って動画教材ではなくマンツーマン指導や施設設備にあると考えていたので特にガッカリもしなかったんですが。

「こんなもんかな」という印象でした。

主にこれからデジハリSTUDIO by LIGやデジハリオンラインで、Webデザインを学ぼうとしている人の参考になれば幸いです。

また、デジハリの動画教材のレビューや評判を知りたいという人は参考にしてください。

それでは早速いってみましょう。

※この記事は2021年4月の内容となっています。今後、情報の変更などもあると思います。受講したのはオンラインスクールの方ではなく、通学可能なSTUDIO by LIGになります。動画教材に大きな差異はないようなので、どちらのコースを検討している人も参考になるかと思います。

目次

デジハリの動画教材で学べたこと

まず最初に、デジハリSTUDIO by LIG(Webデザイナー専攻)動画教材の大まかな概要をメモしておきます。

第一に教材の核となっているのが

  1. グラフィックワーク動画
  2. HTML/CSSワーク動画
  3. Javascript リファレンス&ワーク動画

の3種類でした。

1では主に、PhotoshopとIllustratorの使い方を学びました。

この動画を終えると、名刺・ロゴ・バナーの作成やWebサイトのデザインカンプを作成できるようになりました。

公式のサンプル動画。講師の方のテンションが高めで好きだった。

2では主に、HTML/CSSというコードを扱えるようになります。

DreamweaverというHTML/CSSを書くためのエディターソフトの使い方も一緒に学ぶことができました。

これで作成したデザインをコーディングする技術が身につきます。

HTML/CSSはまさにこんな感じ。一番量が多くて途中でちょっと飽きました。

3では主に、Javascriptの基礎とjQueryの使い方を学びました。

作ったサイトにスライドのような機能を実装する方法を学ぶことができました。

3つの中では一番短いセクション。講師の方の教え方がわかりやすかった。

以上3つのセクションは動画の量が非常に多くて、終わらせるのに時間がかかります。

実践(実際に手を動かして学習するセクション)という感じです。

わからなくなったときは、詳細な個別説明があるリファレンス動画というのが用意されているので特に困ることはありませんでした。

その他に学べた動画教材は?

これら核となる3つの動画に加えて、以下の内容も学ぶことができました。

具体的には

  • Web概論
  • ワークフロー
  • フォント概論
  • 色の基本原則
  • AdoveXD入門講座
  • 実写VRコンテンツ制作技法
  • Webライティング
  • カメラ
  • 著作権講座

という内容です。

これらは手を動かすというよりも、録画された授業を聞く知識系の動画教材です。

長さも短く(倍速利用して30分~1時間半くらい)サッとオマケのような感じで、終わらせることができました。

デジハリ動画教材の良かった点

それでは早速、デジハリの動画教材の感想をまとめておきます。

まずは最初に

  • 良かった点

を素直に書いていくので、体験者レビューが知りたい方は参考にしてください。

初心者でもわかりやすい

まず良かった点は、初心者でも非常にわかりやすい内容になっていたことです。

私自身

  • Illustrator
  • Photoshop
  • Dreamweaver

何ひとつ使ったことはありませんでした(というかAdobeソフト触ったことがない)

0レベルからきちんとソフトを使えるようになり、HTMLやCSSについても動画教材の中で

繰り返し同じことをする

ので基礎的なことは動画を終えた時点で、大分身についたので確かに効果はあると思います。

学習において反復って大事だと思います。

サボりがちになってしまう点ですが、〆切やチェックがあるので真面目にこなせたという感じです。

  • 初心者向け
  • 未経験でもできる

という点においては、安心しても大丈夫です。

締切が厳格

次に

締切がちゃんと決まってる

これめちゃくちゃ大事でした。

デジハリに入学すると、一応クラス制になっていて同期のメンバーがいます。

○月○日までに~~~をやって、発表会をします。

みたいな通達があるので、そこまでに課題を終わらせないといけないって状況になるんです。

他にも

  • 動画教材
  • 中間課題
  • 卒業制作

ココまでに必ず終えないといけないという〆切があります。

達成できない場合、延長になってしまうので1ヶ月分追加料金が発生してしまいます(そして後から入ってきた生徒さんのクラスへ移動となります)

つまり、学習を最後まで終えないといけないというプレッシャーが大きい。

これがすごく良かった。

動画教材の内容と関係ないじゃんって言われそうですが、大事なのって教材の中身云々より

やるかやらないか

だと思うんです。

こういうのってスクール通わず、独学で学べる人もいると思います。

それって能力の差というより自己管理能力の違いにあると個人的には思っていて、つまり外部からの強制がないと学習を進められない(私のような)人間もいるということです。

特にHTML&CSSのステップになると教材の量が割と多いです。

これをすべてこなすために

  • 緻密に練られたスケジュール
  • 厳密な〆切
  • 徹底した課題チェック

の3点が明確に提示されているという学習システムのおかげで、自分にムチを打って学習を進めることができたと考えています。

倍速再生が可能だった

もうひとつ良かったのは

  • 倍速再生可能

だったという点です。

私はユーチューブなども全て倍速で聞きます。

絶対にこの機能がないと嫌だなと考えていました。

デジハリの動画教材は最大2倍速まで設定できますので、割とサクサクと進めることができたのは機能面で良かったです。

きちんとした課題チェック

動画教材そのものではないのですが、セクションを終えると課題が待ち受けています。

進めるうちに、どんどんと技術がステップアップしていく感覚でした。

課題に関しては、また別の記事にまとめたいと思います。

デジハリ動画教材のビミョーだった点

次に

  • ビミョーだった点

も素直に書きます。

人によって意見は異なると思いますが、気になる方は参考にしてください。

自宅のネット環境が劣悪で苦労

まず困った点が

  • 自宅のネット環境

だとAny(という学習システム)で動画を見るのに困ることが多かった点です。

これは自宅のネット環境が悪いせいなのですが

  • 動画が途中で止まる
  • 真っ暗で動かない

という日もあって「マジか」となりました。

私の場合は、デジハリの校舎(ネット使い放題)に行ってそこで動画を見ることが多かったです。

普段から自宅でネットを使っていて「動画が遅い、ダウンロードができない」といったトラブルがある人は、気をつけたほうが良いと思います。

PhotoshopとIllustratorは…(汗)

かなりぶっちゃけになるのですが

  • Photoshop
  • Illustrator

の2つに関しては、Udemyの動画(セールだと2000円くらい)を利用するだけで良い気がします。

講師の方は、すごく丁寧で好印象な説明でした。

ただ内容が最低限という感じで「これだけじゃ足りない気がする」という焦りの気持ちがあり、後からUdemyの講座を幾つか探して購入して独学しました。

そしたら

こっちの方が色々できるようになるwww

と思って「最初からUdemyで良かったやん」と感じました。

PhotoshopとIllustratorは操作方法さえ理解できればいいので、独学でもイケると後から思いました。

デジハリSTUDIO by LIG(Webデザイナー専攻)にはIllustratorやPhotoshopの講座を抜きにして、少し安くなるプランがあると思います(グラフィック経験者プランってやつ)

なので

  • Photoshop
  • Illustrator

の操作方法に関してはUdemy(セールだと安く買える)を使って独学にして、HTMLやCSSやデザイン知識を中心にデジハリで学ぶのが一番オトクかもしれません。

世界最大級のオンライン学習サイトUdemy

あと絶対にライブ授業を受けるのが大事ですよ。

こっちでPhotoshopやIllustratorの応用を教えてくれるので、授業を受け忘れると損します。

ライブ授業の感想は以下の記事にまとめました。

Udemyと比較してしまう

うまくいえないのですが、デジハリの動画教材は

THE 教材

という感じでした。

こういう動画を退屈だと感じてしまう人も、中にはいるかも知れないと感じました。

年齢層の幅を広く設定しているのでしょうか。

ちょっと野暮ったい感じもしますよね。

Udemyの動画教材ってレベルが割と高くて、プレゼン資料からスタイリッシュだったりします。

それと比較してしまうところがありました。

教科書的に初心者向けに噛み砕いて手堅く、サポート動画が豊富。

かつきちんと〆切を設けてあってサボらずに演習を行えるのがメリットという感じだと思います。

ただ値段を考えると「う~ん」と思ってしまう部分はありました。

あと個人的には、動画教材よりライブ授業のほうが圧倒的に学びが多かったというか満足度が高かったです。

終了ボタンと倍速設定を何度も押す

あと機能面の不満なのですが、動画が終わる度に

  • 終了ボタン

を押して、また次の動画をクリックするのが面倒でした。

矢印ボタンなどがあって次の動画にすぐに進めたら、効率が良いのにと思いました。

同じく

  • 倍速ボタン

も動画が始まる度に設定し直さないといけなかったので、これも面倒でした。

ただこういった点は、今後デジハリの動画教材がブラッシュアップしていくなかで改善されていくと思います。

デジハリで学ぶ「意味」って何だ?

色々と書いたのですが、個人的にデジハリを選んだ理由が

動画教材ではなかった

ので、特に期待が裏切られることも超えることもありませんでした。

動画教材だけなら、Udemyで良いと思う。

Udemyは本当に凄いと思うし、動画も沢山(セールで)買って2~3万円くらいですからね。

デジハリの良さって、それとは別に

  • 講師の質
  • 施設設備
  • 卒業制作

などにあると思うんです。

これに尽きる。

スクール選びの際に通学(対面マンツーマン指導)というのを最大の条件にしたのですが、個人的には大正解だったと考えています。

デジハリオンラインとの違いについては、こちらの記事を参考にしてください。

あと

  • HTML
  • CSS
  • Javascript

など自力(本や動画教材のみ)でやっていると、必ずつまるポイントがあると思います。

ちょっとでも記述を間違えると、アウトなので。

つまり誰かに質問できる、客観的にコードを見てもらえる、プロの情報&アドバイスが貰えるというのが重要なんです。

(PhotoshopやIllustratorの学習にはそれがないので独学で良いんじゃないって話)

通学で校舎に行くと、いくらでもアドバイスもらえます。

時間制限もなく、質問回数も無制限です。

講師の方と顔見知りになると、色々と質問しやすくなります。

自分で興味をもって質問さえすれば、動画教材になかった応用知識や疑問点、何でも教えてもらえました。

まとめ|デジハリの動画教材は「可もなく不可もなし」

ということで今回は、デジハリの動画教材をすべて終えたうえでレビューをまとめました。

内容としては

可もなく不可もなし

というのが自分なりの感想です。

「すっげぇ良かった!」とも思っていないので書けないし「全然役に立たなかった」とも思っていないので書けません。

ただ一つ言えることとしては、デジハリ選んで良かったとは思っています。

そしてその理由は、動画教材ではないです。

動画教材から学んだことより、中間課題や卒業制作を通して講師に指導してもらったことのほうが何倍も学びになったと考えています。

とにかく講師の方々に感謝、ライブ授業もすごく良かった。

そして施設もめちゃきれいだった。

はっきり言って、動画教材のみなら私はデジハリをおすすめしません。

「これに○十万円使います」とは思わないです。

その意味で、オンラインより通学を選んで良かったと思っています。

人にすすめるとしたら絶対に後者です。

※ただこの点、住んでいる地域やコロナの影響、学費の問題もありますので一概には言えないとも思います。

大分、辛口になってしまいましたが素直な感想です。

デジハリSTUDIO by LIGのWebデザイナー専攻に興味がある方は参考にしてください。

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